ネパール旅行を計画している方にとって、現地でスマホが使えるかどうかは非常に重要なポイントですよね。
特に、ドコモの格安プランahamo(アハモ)を利用している方の中には、「そのままネパールで使えるの?」と疑問を抱く人も多いはずです。
この記事では、ahamoの海外対応状況から、ネパールでの通信手段の選び方、現地SIMの使い方まで、わかりやすく解説していきます。
スマホの通信に不安を抱えず、安心して旅を楽しむための準備を一緒に進めていきましょう!
ネパールでahamoが繋がらない場合に考えられる理由とは
ネパールでahamoを使おうとしたのに、なぜか電波が入らなかったり、モバイルデータが繋がらなかったりすることがあります。
そのような状況に直面すると不安になりますが、原因はいくつか考えられます。
ここでは、ahamoがネパールで繋がらないときにチェックすべき代表的な理由を解説していきます。
ネパールがahamoのローミング非対応地域だから
まず第一に考えられるのは、ネパールがahamoの公式ローミング対応エリアに含まれていないということです。
ahamoは海外82の国と地域でデータ通信が可能ですが、それ以外の地域では接続できない仕様となっています。
公式サイトで利用可能国・地域一覧を確認し、ネパールがその中に含まれていない場合は、そもそもahamoのSIMでの利用は難しいです。
その場合は、現地のSIMカードを購入するなどの代替手段を考える必要があります。
スマホの設定が国際ローミングに対応していないから
次に確認したいのはスマートフォン側の設定です。
多くのスマホでは、出荷時点でローミングオフになっていることがあり、これが原因で現地の回線に接続できないケースがあります。
設定メニューから「モバイルネットワーク」→「ローミング」項目を開き、国際ローミングがオンになっているかを確認しましょう。
iPhoneやAndroidなど機種によって項目名は異なりますが、基本的にはこの設定がオフだと海外での通信はできません。
現地の電波状況が不安定な場所にいるから
都市部では問題なく繋がる場合でも、地方や山岳地域では電波状況が著しく悪くなることがあります。
特にネパールは山が多く、場所によっては電波が届きにくい地域も少なくありません。
このような場合、ahamo側の問題ではなく、単に現地通信事業者のカバー範囲外にいる可能性があります。
少し移動してみたり、電波の強い場所(建物の外、開けた場所など)で再接続を試すことも有効です。
機種やSIMの相性が悪く認識されないことがあるから
日本で問題なく使えていたスマホでも、海外では機種と現地回線の相性によって正常に繋がらないことがあります。
特にSIMフリー端末や古い機種では、対応している周波数帯が限られているため、ローミング先の電波をうまく掴めない場合があります。
また、eSIMを利用している場合も、プロファイルの設定ミスや端末の仕様によって通信できないことがあるので注意が必要です。
事前にahamo対応機種かどうかをチェックし、必要に応じてプロファイルの再インストールなども検討しましょう。
データローミングの上限に達している可能性があるから
ahamoの海外利用には、月間20GBまでというデータ容量の上限があります。
この上限に達すると、速度制限がかかったり、一時的に通信が止まったりすることがあります。
「設定」アプリから現在のデータ使用量を確認し、残り容量がないかどうかをチェックしてみましょう。
また、大容量の動画やアプリを頻繁に利用していると、想像以上に早く上限に達してしまうこともあるので注意が必要です。
ネパール旅行者におすすめの通信手段5選
ネパール旅行中にスマホを快適に使うためには、目的や滞在スタイルに合った通信手段を選ぶことが大切です。
ahamoが使えない場合でも、安心してネットが使える方法は意外とたくさんあります。
ここでは、ネパール旅行者におすすめの通信手段を5つ紹介しますので、出発前の参考にしてください。
現地のプリペイドSIMカードを購入する
最も一般的でコスパが高い方法の一つが、ネパール現地で販売されているプリペイドSIMを購入することです。
NTC(ネパールテレコム)やNcell(エヌセル)といった現地キャリアのSIMは、空港や市内の携帯ショップで手軽に購入できます。
短期滞在者向けのプランも豊富で、1週間〜1ヶ月程度の利用なら1000円前後で数GBのデータ通信が可能です。
ただし、SIMロックが解除されているスマホが必要なので、出発前に自分の端末が使えるかを確認しておきましょう。
国際ローミング対応の格安SIMを利用する
最近は、ahamo以外にも海外ローミングに対応している格安SIMが増えています。
例えば楽天モバイルやLINEMOなどは、一部の国で無料または低料金でのローミングが可能です。
これらのSIMは日本で契約・設定できるため、現地での言語の壁やSIMの入れ替えに不安がある人にとっては安心です。
ただし、対応エリアや通信速度はキャリアによって異なるため、事前にネパールが対応国かどうかをチェックしておきましょう。
ポケットWi-Fiを日本からレンタルして持参する
「設定が面倒」「複数人で使いたい」という人には、ポケットWi-Fiのレンタルがおすすめです。
日本国内でレンタルしてから出発すれば、現地での手続きが一切不要で、到着後すぐに通信を開始できます。
1台のWi-Fiルーターを家族や友人とシェアできるのも大きなメリットです。
ただし、バッテリー管理や持ち歩く手間はあるため、荷物を軽くしたい人にはやや不向きかもしれません。
空港やホテルのフリーWi-Fiを活用する
「とにかく通信費を抑えたい」という人には、無料のWi-Fiスポットを活用する方法もあります。
ネパールの主要空港や観光ホテル、カフェなどでは、フリーWi-Fiが提供されていることが多いです。
ただし、通信速度が遅かったり、接続が不安定だったりする場合もあるため、あくまで補助的な手段と考えるのが無難です。
また、セキュリティ対策のため、重要な情報の送受信は避けるようにしましょう。
eSIM対応スマホでオンライン契約を活用する
最近注目されているのが、eSIMを使った海外通信サービスの利用です。
アプリやウェブサイトから申し込めば、物理SIMを差し替えることなく、すぐに現地回線が使えるのが魅力です。
AiraloやUbigiなど、ネパール対応のeSIMを提供しているプラットフォームもあります。
手軽さとスピードを重視したい方にとって、非常に便利な選択肢と言えるでしょう。
現地SIMカードの購入方法とおすすめの通信会社
ネパール滞在中に快適なインターネット環境を整えるには、現地SIMカードの利用が非常に便利です。
価格が安く、手続きも比較的シンプルなため、旅行者にも人気の方法となっています。
ここでは、ネパールでのSIM購入手順や、おすすめの通信会社、注意点などを詳しくご紹介します。
空港や市内の携帯ショップでの購入方法
ネパールに到着してすぐにSIMカードを入手したい場合、最も手軽なのが空港内の携帯キャリアカウンターを利用する方法です。
カトマンズのトリブバン国際空港では、到着ロビーにNcellやNTC(Nepal Telecom)のカウンターがあり、英語での対応も可能です。
市内のショップでは、より多様なプランが選べる場合がありますが、現地語でのやりとりが必要になることもあるため、空港での購入が安心です。
どちらもパスポートを提示すれば、すぐにその場で開通してもらえるのが一般的です。
必要な書類や本人確認の手順
ネパールでSIMカードを購入する際には、必ず本人確認が求められます。
必要な書類は基本的にパスポートのみでOKですが、コピーを取られることが多いため、予備のコピーを用意しておくとスムーズです。
その場で顔写真を撮影されたり、簡単な書類へのサインを求められることもあります。
登録手続きは数分〜10分程度で完了し、すぐにSIMカードを受け取れます。
NcellとNTC(ネパールテレコム)の違い
ネパールの代表的な通信会社にはNcell(エヌセル)とNTC(ネパールテレコム)の2社があります。
Ncellは特に都市部での通信速度や安定性に優れ、観光客からの評価も高いです。
一方で、NTCは山岳地域や地方でも広いエリアをカバーしており、長距離移動が多い人には安心感があります。
料金やプランも似ていますが、エリアや目的によって選ぶのがポイントです。
旅行者向けプランやデータパックの選び方
現地キャリアは旅行者向けに短期利用のパッケージを用意しており、3日〜30日間の間で選ぶことができます。
例えば、NcellではTraveller SIMというプランがあり、数GBのデータ通信、SMS、通話がセットになっています。
NTCも同様にTourist SIMとして、期間限定でデータ容量が大きめのプランを提供しています。
滞在日数や利用目的(動画視聴、地図アプリ、SNSなど)に応じて、データ容量を選ぶようにしましょう。
SIMロック解除が必要か事前に確認すること
現地SIMカードを使うためには、自分のスマホがSIMフリーまたはSIMロック解除済みである必要があります。
日本のキャリアで購入したスマホは、出荷時にロックがかかっていることが多く、そのままでは現地SIMが使えません。
SIMロックの解除は、契約キャリアのウェブサイトや店舗で手続きが可能です。
旅行前に必ず確認し、解除手続きを済ませておくことで、現地でのトラブルを防げます。
ポケットWi-Fiは使える?レンタルのメリットとデメリット
ネパール旅行で「スマホはそのまま使いたいけど、現地SIMに入れ替えるのは不安…」という方にとって、ポケットWi-Fiのレンタルは安心で便利な選択肢です。
特に家族や友人とのグループ旅行では、一台で複数人が同時に使えるのが魅力です。
ここでは、ポケットWi-Fiの基本から、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。
ポケットWi-Fiの仕組みと利用方法
ポケットWi-Fiは、小型のルーター端末に現地のSIMカードやローミング機能を組み込んで、Wi-Fi電波を飛ばす仕組みです。
スマホやタブレット、ノートパソコンなど複数のデバイスを、同時にインターネットに接続できるのが特長です。
利用方法はとても簡単で、日本でレンタルしてからネパールに持参し、電源を入れてパスワードを入力するだけ。
現地に着いた瞬間からすぐに通信が可能なので、スマホ設定が苦手な方でも安心です。
レンタルする際の費用と容量の目安
ポケットWi-Fiのレンタル費用は、業者やプランによって異なりますが、1日あたり800〜1,500円が相場です。
容量については、1日500MB、無制限などさまざまなプランがありますが、旅行中にSNSや地図アプリを使う程度なら、1日1GBあれば十分です。
ただし、動画視聴や大量の画像送信を頻繁に行う場合は、容量無制限プランを選ぶのが安心です。
また、長期滞在の場合は、日額よりも定額パック(7日間、30日間など)を選ぶと割安になります。
複数人でシェアできるのが最大のメリット
ポケットWi-Fi最大の魅力は、1台あれば複数人で同時にインターネットが使える点です。
例えば、夫婦や友人同士で旅行する場合、それぞれが現地SIMを購入するよりも、1台のWi-Fiルーターをシェアする方がコストを抑えられます。
また、スマホ以外にもタブレットやPCを使いたい場合にも便利です。
データ容量を気にせず、いつでもどこでも快適に通信できるのは、大きなメリットです。
電池持ちや充電が面倒なのがデメリット
一方で、ポケットWi-Fiには電池の持ちという弱点もあります。
一般的な機種で連続使用可能時間は8〜12時間程度。
1日観光で持ち歩く場合、夕方にはバッテリーが切れてしまうこともあるため、モバイルバッテリーとの併用がほぼ必須です。
また、毎日充電する手間や、機器を忘れず持ち歩く煩わしさも、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
現地での通信速度が遅い可能性もある
レンタルしたポケットWi-Fiがどの現地回線を利用するかによって、通信速度に差が出ることもあります。
特に山岳地帯や地方都市では、回線が混雑したり、電波が不安定になることがあります。
また、ポケットWi-Fiによっては3G回線のみ対応など、古い通信規格しか使えないこともあるため、事前に仕様をよく確認しましょう。
最新機種や4G対応の機種を選ぶと、快適に使える確率が高まります。
ahamoとネパールでの通信手段についてまとめ
ネパール旅行において、スマホでのインターネット接続は今や欠かせない要素のひとつです。
ahamoユーザーにとっては「ネパールで使えるのかどうか」が最初の疑問ですが、現時点ではネパールがahamoのローミング対応エリアに含まれていない可能性が高いため、別の通信手段を準備しておくことが賢明です。
現地SIMカードの利用はコストパフォーマンスに優れ、旅行者にとって最も現実的な選択肢といえるでしょう。
一方で、設定に不安がある方や複数人での利用を考えている方には、ポケットWi-Fiや国際ローミング対応の格安SIMも便利です。
どの手段を選ぶにしても、自分のスマホがSIMロック解除済みかどうか、必要な容量はどのくらいか、使用エリアは都市部か山間部か、といった要素を総合的に考えて選ぶことが大切です。
事前準備をしっかり整えておけば、ネパール滞在中も安心してスマホを活用できます。

